あのアニメが実写化に!【実写化】2018年〜19年公開予定の実写映画一覧(漫画/アニメ原作)
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テレビアニメや映画化などもされた大人気ゲーム『ポケットモンスター』(以下、ポケモン)。その『ポケモン』に登場する人気キャラクター・ピカチュウを題材にしたゲーム『名探偵ピカチュウ』が、ハリウッドで実写映画化されることが29日、都内で行われた制作報告会見にて国内で正式に発表された。『ポケモン』シリーズが実写映画化されるのは初となり、全国東宝系にて来年5月に公開されることが決定。あわせて、初解禁の日本版ティザービジュアル&プロモーションビデオ、キャスト情報も公開となり、日本からは俳優の渡辺謙が出演し、人間の言葉を話すピカチュウの相棒・ティム役の日本語吹き替え版キャストとして、竹内涼真が声優に初挑戦する。
【場面写真】探偵帽をかぶった実写版ピカチュウ
1996年にゲームボーイソフト『ポケットモンスター赤・緑』が発売されてから、ゲームはもちろんアニメ、映画、カードゲームなど20年以上愛され続けている『ポケモン』シリーズ。今回実写映画化される『名探偵ピカチュウ』は、2018年にリリースした3DS用のゲームソフトが原作で、主人公のティム・グッドマンが、ライムシティという街を舞台に、相棒のピカチュウと一緒に謎を解きながら、事件に巻き込まれた父親を探すミステリーアドベンチャー。『パシフィック・リム』『ダークナイト』シリーズを手がけたレジェンダリー・ピクチャーズが、映画でポケモンたちと人間が共存する世界を現実にする。
実写映画化されることは海外ですでに発表されており、1~5月にロンドンを中心に一部スコットランドとロサンゼルスで撮影。海外で配給を行うワーナー・ブラザースが13日に初公開した予告映像では、フシギダネ、プリン、リザードンといったポケモンが多く登場し世界中で話題になった。
また、同作に登場するピカチュウは、声優・大谷育江による「ピカピカー!」といったこれまでのキュートなキャラクターとは対照的で、人間の言葉を話し、憎まれ口を叩きながらコーヒーが好きという、中身は“おっさん”のような自称“名探偵”。予告映像では女性に「かわいいー」と言われ「君もかわいいよ」と返事をするピカチュウの声もお披露目。ゲーム版は『鋼の錬金術師』(2003年版)のロイ・マスタング役などで知られる声優・大川透が務めていたが、ハリウッド実写映画では『デッドプール』主演のライアン・レイノルズが担当している。
そのほかの主要キャスト陣も決まっており、相棒のティム役を『ジュラシックパーク/炎の王国』に出演したジャスティス・スミス、父親探しに協力するルーシー役をキャスリン・ニュートンが務めるほか、日本からも渡辺が出演。監督は『シャーク・テイル』『ガリバー旅行記』のロブ・レターマンが務める。また、この日の制作報告会見では、ティム役の日本語吹き替え版キャストに俳優の竹内涼真が起用されることが発表され、声優に初挑戦することになった。
ロブ監督は「子どもがいて、いろんな商品を買っている消費者。監督として参加することになって、子どもは喜んでくれました」と笑顔で伝え「この作品は『グッド』ではなく『アメイジング』です!」と作品の面白さをアピール。
ジャスティンも「起用が決まった時はレストランで1人だったのですが、参加することが決まり『やったぜ!』と叫んでしましました」、キャスリンも「オーディションの時は情報があまり解禁されてなかったのですが、こうして参加することができてうれしい」と喜んだ。
初公開となったティザービジュアルには、ベロリンガやカイリキー、イーブイの尻尾、ゲーム道具の「MOOMOO MILK」(モーモーミルク)といった看板が描かれており、『ポケモン』ファンにはたまらない一枚になっている。
累計発行部数3600万部を超える中国大河ロマン漫画『キングダム』(集英社)。今年の4月に実写映画化が発表されて注目を浴びていたが、10月9日に行われた製作報告会見で、主要キャスト9人がお披露目となった。
主役を演じるのは、今を時めく俳優の山崎賢人(24歳)。さらには大沢たかお(50歳)や長澤まさみ(31歳)といった、そうそうたる面子が脇を固めており、原作ファンからも期待の声が寄せられるキャスト陣となっている。
これまで、いくつもの漫画作品が実写映画化されてきた。なかにはちょっと微妙な作品もあるが、うまくハマった場合は、原作ファンから原作を知らない人までもが大絶賛する名作が生まれることが多い。そこで今回は、実写化して大ヒットした漫画原作の映画作品を紹介していこう。
◆デスノート:前後編あわせて興行収入80.5億円
集英社といえば、かつて『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『デスノート』が、実写映画化して好評を博した作品の代表格だ。主人公の「夜神月」役に藤原竜也(36歳)、そのライバルである「L」役に松山ケンイチ(33歳)を迎えた実写映画の前編が2006年6月に公開され、28.5億円もの興行収入をあげる大ヒット作となった。
そして同年11月には、後編となる『デスノート the Last name』が公開。前編を上回る興行収入52億円を記録し、同年の邦画興行収入ランキングで第5位という好成績をマークしている。
◆るろうに剣心:3部あわせて興行収入125.8億円
ジャンプ漫画からもうひとつ、2012年に実写映画が公開された『るろうに剣心』を紹介しよう。アクションシーンへの評価が高い本作、なんと主演の佐藤健(29歳)はスタントマンを使用せず、すべてを自らが演じたそうだ。原作の『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』が海外でも根強い人気を誇る漫画だったこともあり、本作はアジアや欧米といった世界中で上映。国内だけで30.1億円、全世界では6千万ドル(当時のレートで約61億円)の最終興行収入を叩き出した。
その後も続編として、2014年8月に『るろうに剣心 京都大火編』、9月に『るろうに剣心 伝説の最期編』が相次いで公開。京都大火編は52.2億円、伝説の最期編は43.5億円という高い興行収入を打ち出し、実写版るろうに剣心シリーズは有終の美を飾った。
◆テルマエ・ロマエ:2作あわせて興行収入104億円
『コミックビーム』(エンターブレイン)にて2008年から2013年まで連載されていた『テルマエ・ロマエ』も、実写映画がヒットした作品のひとつだ。
古代ローマ人の浴場設計技師が現代日本にタイムスリップするコメディ作品なのだが、主人公である古代ローマ人技師役を阿部寛(54歳)が熱演。ほかにも市村正親(69歳)や北村一輝(49歳)といった、顔の濃い役者たちが古代ローマ人を演じたことで評判となり、興行収入59.8億円の大ヒットを記録した。
そして2014年には2作目となる『テルマエ・ロマエⅡ』が公開されたが、こちらも“顔の濃さ”は健在で、興行収入44.2億円の大成功を収めたのだった。
◆本格科学冒険映画 20世紀少年:3部あわせて興行収入113.7億円
浦沢直樹(58歳)原作の人気漫画『20世紀少年』(小学館)。その実写版である『本格科学冒険映画 20世紀少年』は、唐沢寿明(55歳)を主演に迎え、3部作として2008年から2009年にかけて公開された。
原作の持つ独特の世界観や雰囲気を忠実に再現したとして高い評価を受けており、公開後は3部すべて、何週にもわたって週末観客動員数の首位に輝いている。興行収入もかなりのもので、第1章となる『終わりの始まり』は39.5億円、第2章の『最後の希望』は30.1億円、最終章の『ぼくらの旗』は44.1億円。総額で113.7億円というメガヒットを叩き出した。
また、この作品のヒロイン「カンナ」役として3000人のなかから選ばれ、一躍脚光を浴びたのが平愛梨(33歳)だ。1999年に芸能界デビューして以来、なかなか芽が出なかった平だったが、カンナ役を射止めたことを契機とし、見事に人気女優の仲間入りを果たしたのだった。
◆ALWAYS 三丁目の夕日:3作あわせて興行収入112.3億円
最後に、2005年に公開された『ALWAYS 三丁目の夕日』を紹介しよう。原作である『三丁目の夕日』は、西岸良平(71歳)が『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて1974年から現在まで連載を続けている長寿作品だ。
CGやVFXによって再現された1958年(昭和33年)の下町風景と、そこで吉岡秀隆(48歳)らが繰り広げるノスタルジックな人間ドラマにハマる人が続出。封切りが11月だったにも関わらず、年内だけで200万人超を動員し、最終興行収入は32.3億円を記録するまでになった。
主な観客層は古き良き昭和を知る40~50代の男女だったが、20~30代の若い世代も、それなりに劇場へ足を運んでいたようだ。2007年には2作目となる『ALWAYS 続・三丁目の夕日』が、2012年に3作目となる『ALWAYS 三丁目の夕日’64』が公開され、それぞれ45.6億円、34.4億円の興行収入を収めている。
今回の『キングダム』製作報告会見では、公開日が来年の4月19日に決定したことも伝えられた。果たして、超人気漫画の実写版はどのような出来になるのか。今から公開が待ち遠しい。<文/山本愛理(A4studio)>
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